元朝日新聞の記者で、切り味のある発言や質問が注目を集める尾形聡彦記者。
性加害問題の渦中にあるジャニーズ事務所の会見では、ルールを無視しても質問しようとする姿勢に注目が集まりました。
ジャニーズ事務所の会見を見て、尾形記者がどんな人物なのか気になった方も多いのではないでしょうか。
尾形記者は今は朝日新聞を退社していますが、以前はサンフランシスコ支局で勤めるなど、海外でも活躍していました。
現在は日本で政治や芸能などのジャーナリストとして活動しているそうです。

望月記者とどんな関係なの?
ジャニーズ事務所の会見でルール違反の言動で注目された女性記者の望月衣塑子記者に、同調するようなツイートが見られました。
ふたりはどんな関係性なのでしょうか。
この記事では、尾形聡彦記者の経歴や過去の発言内容、望月記者との関係についてご紹介します。
- 尾形聡彦の経歴プロフィール
- 尾形聡彦の過去の質問内容
- 尾形聡彦と望月衣塑子の関係
尾形聡彦の経歴プロフィール
- 名前 尾形聡彦(おがた としひこ)
- 生年月日 1964年(54歳)
- 大学 慶應義塾大学
尾形記者は慶應義塾大学を卒業後、朝日新聞社に入社し、2022年に退社するまで30年近く勤めていました。
経済部記者として、財務省をはじめ様々な業界を取材する
朝日新聞に入社後しばらくは経済部の記者として活躍しています。
2000年からはアメリカの支局へ転勤し、Googleをはじめとする有名IT企業を取材する記者に。
2009年にワシントン特派員になってからは、ホワイトハウスでも取材をしていたそうです。
尾形記者のTwitterには当時の活動がつづられており、オバマ元大統領やトランプ元大統領など名だたる大統領の名前があがっています。
ホワイトハウスで記者をしていたなんて、とても優秀なジャーナリストなんでしょう。
2022年に朝日新聞を退社してからは、Arc Timesを設立し現在も現役のジャーナリストとしてご活躍されています。
尾形記者の発言内容が注目されたのは、広島Gサミットで岸田首相に投げかけた「逃げるんですか」という言葉。
ほかにも目立った質問があったのか見ていきたいと思います。
尾形敏彦記者の過去の質問内容は?
尾形記者がより注目されることとなったのは、広島Gサミットでの記者会見での発言でした。
会見場を去る岸田首相に対し「逃げるんですか」と投げかける
尾形記者は岸田首相に対し「逃げるんですか」と投げかけました。
岸田首相の会見の最後で声を上げ、核軍縮ビジョンについて最前列から問いました。岸田氏は事前に決まっていた4社の質問に答えただけだったので、「事前に決まっていた4社以外にも答えて欲しい。核軍縮ビジョンについて質問させて下さい」と訴えましたが、それでも答えてくれず、「逃げるんですか」とさ… pic.twitter.com/AjaRDCGPNU
— Toshi Ogata (尾形 聡彦) (@ToshihikoOgata) May 21, 2023
まるで岸田首相が質問を無視して去ってしまったような印象を受けてしまいますね。
当時はこの発言が『印象操作だ』と意見する声もあり、話題になっていました。
しかし、尾形記者自身は、わざと質問を避けられたと語っているので、官邸サイドも尾形記者の質問を避けようとする姿勢があったのかもしれません。
また、性加害問題で会見を開いたジャニーズ事務所の質問の場では、ルール違反ととられる場面も。
一社一問のルールを違反し、マイクを通さず勝手に「過去の判例が基準になるのか」と質問
挙手制をとっていましたが、複数回質問したかったのか、尾形記者は指名されていないのにも関わらず質問していました。
さらに
先ほどからあててもらえない!質問させてくれないか
と2回目の質問を要求する場面も。
続けて「皆さん(ジャニーズ事務所)は答える義務がある」と発言したことで、過激な質問者だと印象を受ける視聴者もいたそうです。
その翌月に行われた2回目のジャニーズ事務所会見では、尾形記者の挙手が指名されることはありませんでした。
その対応に憤慨した尾形記者は、会見後Twitterに思いのたけをつづっています。
ジャニーズ事務所はあえて指名してくれなかった。会見の1時間以上前から並んで最前列を陣取っているのに、わざと無視されたように感じる。アメリカのホワイトハウス記者会見では最前列は指名され、こんなことは起こらない
要約すると、ジャニーズ事務所が尾形記者を指名しなかったのは計画されたことだという意見です。
会見場では尾形記者と同じく指名されなった女性記者、望月記者が指名制を無視して質問を強行しました。
ルール違反を制す井ノ原氏に会場では拍手が起きましたが、それすらも尾形記者は批判しています。
今回尾形記者は望月記者に同調していますが、過去にも同調する意見を述べていたことがありました。
以前、官房長官記者会見での指名について、忖度があるのではとジャーナリスト同士で意見が分かれていたことがありました。
続1)秋山記者は「菅氏は会見で、まず各社の長官番を指すことが多い」と書いていますが、そこは進行役の幹事社が、番記者とそれ以外の記者が区別なく当たるよう運用を改めるべきです。ホワイトハウスの会見は6年前から運用が改善され、外国人記者も会見途中で当たります。(続https://t.co/nnreiiFV4T
— Toshi Ogata (尾形 聡彦) (@ToshihikoOgata) February 6, 2020
その時にも尾形記者は望月記者の意見に協調しています。
ふたりの関係性や共通点はあるのか調べてみたところ、経歴が一致するものはない
どこかで関りをもっているのか調べてみましたが、共通点は見つかりませんでした。
しかし尾形記者と望月記者は思想や言動が似ているように感じます。
望月記者についてはこちらの記事で紹介しています。


ジャーナリストとして思想が似ているため、協調しているのかもしれませんね。
日本の多くの記者にはない熱い姿勢をもっている尾形記者と望月記者。
今後もどんな切り込み方をするのか注目です。
まとめ
この記事では尾形記者についてご紹介しました。
ジャニーズ事務所問題に鋭い視点で積極的に真相解明に取り組む姿が印象的です。
これからも尾形記者のジャーナリズムに注目ですね。
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