聴覚障害者がいる家族をテーマにしたアメリカ映画『コーダ あいのうた』が地上波初放送されますね。
この作品は、主人公のルビーという少女と耳の聞こえない家族を描いています。
実話なの?と気になった方もいるかもしれませんね。
コーダあいのうたは実話ではないですが、原作となった作品があります。
原作となった作品との違いを紹介したいと思います。
- コーダあいのうたは実話?
- コーダあいのうたの原作は?
- コーダあいのうたとエールの違いは?
- コーダあいのうたとエールどっちが面白い?
コーダあいのうたは実話じゃない?
コーダあいのうたが地上波初放送されます。
金曜よる9️⃣時🕘#コーダ あいのうた
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) June 12, 2023
昨年のアカデミー賞🏆作品賞含む3部門受賞‼️
世界中を感動させた😭話題作が早くも地上波初放送🎉#金曜ロードショー pic.twitter.com/tI9iAU6zEu
コーダあいのうたでは聴覚障害者の環境がとてもリアルに描かれていますが、本当に実在するモデルがいるのか気になった方もいるのではないでしょうか。
実は、コーダあいのうたは実話ではありません。
コーダあいのうたは実話ではない
手話や健常者と聴覚障害者のぶつかる様子がリアルで、実在モデルがいるのかと思ってしまいますよね。
コーダあいのうたは実話ではありませんが、脚本の元になった作品があります。
コーダあいのうたの原作となったのは、フランス映画『エール』という作品。
こちらも聴覚障害者の家族を描いており、コーダあいのうたはエールをリメイクしたものとなっています。
リメイク作品とはいえ、いくつか違うところがあるようです。
コーダあいのうたとエールの相違点についてみていきたいと思います。
コーダあいのうたとエールの違いは?
コーダあいのうたはフランス映画『エール』をモデルにしたリメイク作品です。
聴覚障害者の家族をもつ健常者の少女が、歌を通して夢を見つけて追っていくというストーリーは変わりありません。
どこが違うのかみていくと
- 映画の舞台
- 父親の職業
- 父親の目指すもの
- 家族構成
- 劇中歌
- キャストがろう者
これらの点で相違があるようです。
一つずつ詳しく解説していきます。
❶映画の舞台
コーダあいのうたの舞台は、アメリカマサチューセッツ州グロスターです。
この地域では漁業が盛んで、コーダあいのうたでは家業も漁業という設定であり、この地域の特色を活かした作品になっています。
一方、エールでは、フランスのイル・ド・フランス地域圏の田舎町を舞台に作品が作られています。
エールではフランスの田舎で酪農を営む家族をテーマにしており、コーダあいのうたとは大きく設定が異なります。
コーダあいのうたはアメリカのグロスター(漁業の町)、エールではフランスのイル・ド・フランス地域圏の田舎町(酪農の町)
映画の舞台が大きく異なるので、追随して他の設定も変わってきます。
❷父親の職業
映画の舞台が異なるため、父親の職業も変わってきます。
コーダあいのうたでの父親の職業は「漁業」、一方エールでは「酪農」を家業としています。
アメリカとフランスでよりリアリティある職業なのでしょうか。
コーダあいのうたでは漁業を忠実に再現するべく、地元の漁師に協力してもらってロープの使い方など入念にリハーサルしたんだそうです。
漁に出るシーンもとても本格的ですよね。
❸父親の目指すもの
コーダあいのうたでは主人公のルビーが自分の夢と家族の狭間で葛藤するシーンがありますね。
家族の問題として父親が目標に掲げた漁業組合の立ち上げですが、エールでは村長選への出馬という形で描かれています。
ルビーと家族とのぶつかり合いはどちらの作品も足掻かれていますが、内容が少し異なりますね。
❹家族構成
ルビーの家族構成も少しだけ異なります。
コーダあいのうたでは父親・母親・兄・主人公ですよね。
エールでは父親・母親・主人公・弟という構成です。
4人家族に変わりありませんが、コーダあいのうたが兄設定に対し、エールでは弟の設定です。
この違いについて理由は定かではありませんが、この違いによる作品への影響はないように思えます。
❺劇中歌
どちらの作品も劇中歌が魅力的ですが、主人公が入試で歌う歌が異なります。
コーダあいのうた「青春の光と影」
エール!「青春の翼」
どちらのキャストも歌が上手で聞き惚れてしまいますよね。
劇中には様々な曲が使われていますが、大きく異なるポイントとしてあげてみました。
❻聴覚障害者のキャストが出演している
エール!では聴者の俳優陣が手話を学んで聴覚障害者を演じていますが、コーダあいのうたでは実際に聴覚に障害を抱える俳優が出演しています。
詳しくはこちらの記事で解説しています。

この点では、よりコーダあいのうたは演出に深みがあり、聴覚障害者の世界に寄り添う内容となっているようです。
エール!でも違和感のないほど上手に演じられていますが、コーダあいのうたでは実際に聾者が演じていると知った上で鑑賞すると、より味わい深いものがありますよね。
コーダあいのうたとエールどっちが高評価?
コーダあいのうたとエール!どちらの作品がより高評価を受けているのでしょうか。
コーダあいのうたはアカデミー賞3部門にノミネートされています。
一方、エール!もフランスで大絶賛され、4週連続で1位を獲得し続けた大ヒット作品です。
いずれも評価は高く、甲乙はつけられません。
SNSでの口コミも調べてみましたが、コーダあいのうたが好きな人とエール!が好きな人どちらも見られました。
コーダ見るとエール!が見たくなり、またコーダに戻る
— 小象 (@azulelefantito) May 27, 2023
フランス版は生々しく、アメリカ版はスタイリッシュ#コーダあいのうた
ストーリーや主人公の歌唱が違うので、どちらを良いと感じるかは好みといえそうですね。
コーダあいのうたでは聴覚障害者が実演しているので、違った見方はできそうですよ。
どちらも見てみると面白いのでおすすめです。
コーダあいのうた、エール!はAmazonプライムビデオでどちらも配信されていますよ!
どちらの作品も素敵なのでぜひ両方とも見てみてくださいね^^
まとめ
コーダあいのうたの原作となったフランス映画『エール!』との違いをご紹介しました。
いくつか相違点はありますが、どちらの作品もとても感動的な素敵なストーリーです。
エール!も違った良さがあるので、鑑賞してみてはいかがでしょうか。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
コメント